Sleipnirのメンテナンスおよびチューンナップ目的で試してみる価値があるかもしれないこと

しばらくSleipnirを使い続けていて、最近遅くなったと感じた時に実行すると多少の改善が見られるかもねって話です。
タイトルはSleipnirだけですが、Graniでも効果あると思われます。もちろんTB-8にもです。
例のごとく、あまり深くは調べてないのでもしかすると今回も間違いがあるかもしれません。*1
もちろん自己責任で行ってください。


次回はバックアップとか環境の引越しとかに関して書こうかなぁ。(未定)


宣伝

頼まれたので宣伝。
Twitterやってる人はぷにるたん(@pnir_tan)をフォローしてあげてね


お約束

次の"フォルダの場所"の書き方を前提としておきます。
Graniの場合は"Sleipnir"を"Grani"、"Fenrir & Co"を"Fenrir Inc"に置き換えるといいかと思います。

記法 デフォルトのパス
<app_dir> "C:\Program Files\Fenrir & Co\Sleipnir"
<ini_dir> "<app_dir>\settings\<ユーザ名>"(Windows 98、Me、2000、XPの場合)
"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming\Fenrir & Co\Sleipnir"(Windows Vista、7の場合)

参考:Sleipnirのフォルダ構成(Sleipnirオンラインデータベース)


アップデート

何はともあれOSやソフト(IE,SleipnirFlash,Java等)のアップデートをオススメします。
基本的にはスピードアップが期待できるでしょうが、ソフトによってはスピードダウンするかもしれません。
さらに稀にアップデート時にトラブルが発生する可能性も否定できませんが。
ただし、セキュリティ面も考えて可能な限り最新版にしておきましょう。
何が最新版かそうでないかを調べるならMyJVN バージョンチェッカF-Secure Health CheckSecunia Online Software InspectorMozilla Plugin Checkあたりが役に立つでしょう。
ソフトならSecunia Personal Software Inspectorがオススメです。
※システム要件なんかは自分で調べてね。サービスにより調査してくれるものが違うのでそこも注意が必要です。


また、ドライバも新しいのが出ていれば更新するといいかもしれません。
ただし、不具合が出る可能性も有るため、現在の使用中のドライバのバックアップを保存してやってください。
詳しいことは自分で検索してくださいね。


Sleipnirのメンテ

まずはSleipnirの不要なものを無効にしたり削除したりから説明します。

不必要なプラグインを止める

ついつい色々なプラグインを入れがちですが、使わないってものもあると思います。
そういう不必要・未使用なものを止めてみましょう。


1.プラグインマネージャを起動する。
デザインがadvance、sleipnirなら「ツール>プラグイン」、sleipnir166なら「ツール>デザインの変更>プラグイン」です。


2.止めたいプラグインを選択する。
ただし、よく分からないからと言ってめったやたらに止めたりしないでください。
※プリインストールプラグインは下のチェックボックスにチェックを入れてください。
なお、プリインストールプラグインについてはSleipnirオンラインデータベースを参考にしてください。


3.「無効」ボタンを押し、ダイアログに「はい」と答えて「再起動」ボタンを押す。
そのプラグインを二度と使わない、または少しでもディスクスペースを空けたい人は「削除」してください。

不要なSeaHorseスクリプトを止める

SeaHorseは便利さの一方、ページの表示の遅さの原因にもなります。
あまり有用では無いスクリプトや利かなくなったスクリプトは止めましょう。


1.SeaHorseスクリプト管理画面の表示
Sleipnirオプション>拡張機能SeaHorse」を開きます。


2.止めたいスクリプトを選択する。


3.「有効/無効」ボタンを押す。
グレーの薄文字になります。
「削除」でも構いません。


4.「再読み込み」を押す。

faviconの掃除

Sleipnirではfaviconを独自に保存しています。
場所は"<ini_dir>\caches\favicon"です。
今まで何も処置していなかった場合には数千〜数万ファイル溜まってたりします。
「お気に入り」のfaviconもここに保存されてるわけですが、数が多いと(ファイル名がハッシュ化されていることもあり)どれがどれか分からないので涙を飲んで削除しましょう。
Sleipnirオプション>クライアント>終了」ですべて消す方法もありますが、どこかで何年か分のを消そうとしてフリーズしたとの記述を見かけましたので、エクスプローラーから直接削除した方がいいです。
その後、「お気に入り」サイトを巡回してfaviconを再取得してください。
この時「Sleipnirオプション>クライアント>デザイン≫Faviconを取得/表示する」にチェックしておいてください。
これはSleipnir v2.8.5から導入された機能でFaviconCleanerプラグインと同等(?)のもののようなんですが、これにより現在は大半の人がこのセクションの問題が解消されているかもしれません。未調査ですが。

HLRの掃除

Headline-Reader Pluginは活用すると大変便利なプラグインなのですが、オンメモリ方式のためフィード数の推奨は2万(できれば1万)程度らしいです。*2(参考:FUC)
これ以上の場合はある程度の数まで減らしましょう。


また、バックアップファイルが自動的に作られていきますが溜まっていくと結構なサイズになります。
私の場合はメンテ・バックアップ時には2日分くらい残して削除します。
場所は"<ini_dir>\headlinereader"です。
少なくとも"headlinereader.dat"は削除しないでください。

Overrideフォルダの整理

「メニューエディタ」を迂闊にいじると、メニュー項目に特に変更などを加えてなくても"Override"フォルダに自動的にXMLファイルが生成されている場合があります。
変更を加えていないXMLフォルダは無駄なだけでなくメニューに何らかの変更があったときに邪魔になるので削除しましょう。
分かる人なら中身を直接見たりして削除してください。
分からない人は「Sleipnirオプション>ユーザーインタフェース>メニューエディタ」を開き、一番上の項目から一つずつ選択し「初期化」ボタンを押していきましょう。
もちろん、手を加えた項目では「初期化」しないでくださいね。

SQLiteOptiomize

SQLiteOptimizeは肥大化したデータベースを最適化するスクリプトです。
導入にはOdd Eyes Installer(OEI)を入れている必要があります。

日々の使用でデータベースが肥大化しているときに有効なのでアクションの実行を頻繁にする必要は無いです。 クライアントの立ち上がりが以前に比べて遅くなってきたかな...といったような時、思い出して実行してあげるくらいでちょうどいいかも。

ただし、履歴DBだけは保存場所が違うため最適化されないと思います。


多分、FirefoxSQLite Optimizerを流用したものでしょう。


OSメンテ

OS側のメンテナンスを行ったりすると改善が見込めるかもしれません。
基本的には最終的にデフラグをする前提で書いています。
この分野は紹介しているサイトが膨大にあるので詳しくは検索してください。
書くのが面倒になって説明がおざなりになってますしねw

レジストリ

いわゆるレジストリクリーンとかレジストリ最適化に関する話です。
レジストリに関しては上記の操作によりパフォーマンスの改善などがみられるという話もありますが、レジストリって何者?レジストリクリーニングって必要?そもそもその存在意義とは?という全く無意味とまでは書いてないですが効果に疑問を呈してる記事もあったりします。
また、かつてはRegSeekerという悪名高いソフトもあったりしました。
よって覚悟を持って臨める人以外には積極的にはオススメしません。

IEキャッシュ

インターネット一時ファイルを削除したり保存容量を変更するのも意味があるでしょう。
特に前者はデフラグを行う前にはやっておいた方がいいと思います。
「インターネットオプション>全般タブ>閲覧の履歴>削除≫インターネット一時ファイル」からインターネット一時ファイルを削除できます。
回線速度(主としてナローバンド)によっては逆効果になりかねないですので、自分の環境と相談してください。

スキャンディスク・チェックディスク・エラーチェック

スキャンディスク(Win9X系)・チェックディスク(WinNT系)はファイルシステムのチェックと修復を行うユーティリティです。
正しい方法とかはMicrosoftのサイトなんかで調べてください。
物理的に破損しているディスクでは致命傷になる場合もありますんで注意してね。

ディスクデフラグメンテーション

ファイルの断片化を解消する行為です。
デフラグメンテーションの有効性やHDの長寿化/短命化や実行インターバルなどに関しては、自分で調べて信じるものを決めてください。
そもそも、各人によりパソコンの利用形態が違う(ネットする、動画見る、絵を描く等)ので一概に言い切れるものではないとも思います。
デフラグメンテーション実行するソフトについてはWindowsに標準搭載されているもの以外にも有償/無償のデフラグソフトが数多くあります。(使用の際はもちろん自己責任で)
SSDを利用している場合は、基本的にはデフラグは効果が無く寿命が縮むだけなので推奨されていません(はず)。

その他

MTU値やRWIN値を見直したり、IEの同時接続数を増やしたりすると回線の実速があがるかもしれません。


関係ないけど

なんか、タイトル考えてたら「よろしくメカドック」のOPを思い出したのでw


*1:いや、あるに違いないw

*2:まぁ、私もついつい超えがちですがw