Sleipnirユーザの表示領域主義者へ向けてのネタ

お約束

今回紹介している行為は当然自己責任でやってくださいね。
別に回復不能の設定をやっちゃう訳じゃないけど、Sleipnirを使い方弄り方についてある程度は理解してた方が良いかと。

ちなみに以前にも同様なネタ書いたことがあったり。
フルスクリーン時の標準ツールバーをどうにかしてみる - (TooLab.)Lab. 研究日誌

前回との違いは「こんな方法もあるよ」的な感じですかね。
手順がしちめんどくさいですがw
また、インストーラ版では使い勝手*1と軽さのバランスを追求していて、更に表示面積も大きく取ろうとした備忘録として書いてます。*2

Sleipnirを全画面表示(≠フルスクリーン)で使っていることが前提になっています。
Sleipnir Gecko Preview Ver.(以下:Gleipnir)でGeckoViewer使う場合に関しては最後の方にまとめて。
ただ、古いバージョンの"egl192.fx"がある前提で書いてますのでその辺を保存して無い人はゴメンナサイ。

タイトルバーを非表示

まずは基本的に弄ることが出来ず、機能の割りにスペース的に無駄感があるタイトルバーを削ります。*3
フレームスキンを使わないといけませんので、フレームスキンを用意してください。

フレームスキンの上部の真ん中に使われるものを弄ります。
具体的には"skin.ini"の「Controls」セクションの「TitleBarSkin」キー*4、「FrameTopSkin」*5キーに指定されているファイルです。
以下、Fenrir公式スキンで一般的だろうファイル名で記述。

  1. "topcenter.png"の下側に"caption.png"を繋げます。
  2. 連結した画像の下1ピクセル分を切り出し"caption.png"で保存します。
  3. 残りの部分を"topcenter.png"で保存します。

※全画面状態の時に「TitleBarSkin」以外のフレームスキン関連部分(当然「FrameTopSkin」を含む)が画面外に追いやられる仕様を利用。
※副作用としてウィンドウ状態の時にタイトルバーを掴めなくなるので注意。「TitleBarSkin」部分が掴める部分のはずなので、もしかすると掴める部分が1ピクセル分は存在するかもw*6

標準ツールバーを分離する

「advanceスタイル(シンプルなインタフェースデザイン)」で使われている「EmbeddedToolBar」から「ToolBar」に変更します。
"plugins.ini"を弄って書き換えるのもありですし、「sleipnirスタイル(旧 Sleipnir インタフェースデザイン)」にするのも良いでしょう。

標準ツールバーを隠す

「標準ツールバー」と同じ段に他のツールバーを置かないように動かします。
「メニュー」から「表示>ツールバー>標準ツールバー」のチェックを外します。
※「Sleipnirオプション>クライアント>デザイン≫標準ツールバーIE7風に描画する」にチェックが入っていると標準ツールバーを非表示にすることが出来ません。

「標準ツールバー」の代替として「サジタリウス」にボタンを登録するとか、「IEDockEx」でオレオレDockを作ってアクションを登録するなどの手があります。
または、GUIをスッパリと止めて「マウスジェスチャ」や「キー割り当て」にアクションを登録してしまうってのもアリでしょう。

「戻る/進む」ボタン横の履歴は「メニューエディタ」で「タブ」にダイナミックメニューの「GoBackMenu」、「GoForwardMenu」を設定すると良いでしょう。*7
このメニューは「タブ」右クリックで出せます。

メニューバーを小さくする/隠す

メニューバーを小さくするネタは過去に書いてあるのでそちらを参考に。
Sleipnirのメニューエディタを使って次世代UIに近づける - (TooLab.)Lab. 研究日誌

もっともメニューバーを隠してしまってもおkです。
「Alt」キーを押すとメニューが表示されますので。

リンクバーの配置

Sleipnirオプション>クライアント>デザイン≫各ツールバーのタイトルを表示する」のチェックを外します。
ツールバーの右端に持っていくと良いでしょう。

ツールバーの表示/非表示アクションを作る

RAPTラボからExtraActionsさえ(仮称)をインストールしておきます。

Sleipnirオプション>拡張機能>さえ(仮称)」でアクションを登録しましょう。
表示名、アクションなんかは適当に付けてください。説明は空白でおkです。*8
コード欄は例えば以下の様に(入れているプラグインや何を非表示にするかなどによって多少変わります)

ShowMenuBar
ShowToolBar_ShowAddressBar
ShowToolBar_ShowSearchBar
ShowToolBar_ShowPersonalBar
ShowSagittariusDock
ShowDock_ShowTabDock
ShowStatusBar

※必要最小限のものだけ残すようにすれば良いかと。
※ちなみに「標準ツールバー」の表示/非表示のアクション「ShowStandardButton」があったりしますが、今までの説明した設定で無くこっち使うとあまり宜しくない感じですね。上記さえ(仮称)のアクションに含めて何度か実行すると並び的に「標準ツールバー」より後にあるツールバーの表示位置がおかしくなってしまう場合があるみたいです。

あとは、作成したアクションをマウスジェスチャやホットキーに登録してください。
アクションを実行すればフルスクリーン擬きになります。もう一度実行すれば元に戻ります。
「FullScreen」「Sagittarius_FullView」に対する利点としてはこちらの方が切り替え速度が速いと思います。

タブドックを隠した状態でのタブ遷移を考える

タブドックすら消すようにした場合でもタブ間の移動を行う方法を考えてみました。
以下のアクションなんかをジェスチャなどに登録するといいかな。

  • NextTab(次のタブ)/PreviousTab(前のタブ)
  • ThumbnailTabs(サムネイルタブ)
  • ShowPanel_ShowWindowListPanel(ウィンドウ一覧パネルの表示/非表示)

Gleipnirを設定する

Gleipnir使ってる人向けです。
まず、ハッシュが以下な"egl192.fx"が無いと駄目です。

MD5: 1E4412A354064C4A782F7A3E62DEDD32
SHA-1: FE065F0E84EDC115D958FA060DC8E96D2CEB9A13

何故かというと「内部UI表示」が使えないからです。

plugins.iniの編集

一度でもデザインを切り替えたりした場合はGecko関係の記述が一部飛びますので確認してみてください。

[EmbeddedToolBar]
EmbeddedToolBar1=-:GeckoToolbar.fx

[StatusBar]
StatusBar1=GeckoStatus.fx
(以下略)

[Browser]
Browser1=IEBrowser.fx
Browser2=FavoritesEditor.fx
Browser3=GeckoViewer.fx

Gecko向けのアクションを作る

さえ(仮称)を使って作っても良いんですが、何となくUAスクリプトで作ったのでそのまま紹介w

ShowGeckoViewerUI.js

(function(){
	sleipnir.api.ExecuteAction("DoGeckoViewerCommand(GV_ShowUI)");
})();

ShowGeckoViewerCustomize.js

(function(){
	sleipnir.api.ExecuteAction("DoGeckoViewerCommand(GV_Customize)");
})();

ShowGeckoViewerOption.js

(function(){
	sleipnir.api.ExecuteAction("DoGeckoViewerCommand(GV_ShowOption)");
})();

アクションを作成したら「ShowGeckoViewerUI」アクションはマウスジェスチャなどに登録してください。
他2つはどっちでも。

先ほど作成した「SAE_ToggleToolbars」実行後に「ShowGeckoViewerUI」を実行するなどして運用しましょう。

Gecko側の表示領域を広げる
  1. カスタマイズからツールバーのアイコンサイズを「小さいアイコンサイズを使用」にします。
  2. メニューを隠すのにHide Menubarを入れます。
  3. ブックマークツールバーを隠すのにBookmark Autohiderを入れます。
  4. タブを隠すのにHide Tabbarを入れます。

Firefoxには非常に多くのアドオンがありますのでこれはほんの一例です。また、"userChrome.css"を弄ったりする手もありますしね。
※ちなみにGecko側のステータスバーを隠すとSleipnir側のステータスバーでGeckoの拡張が使えなくなったりします。

最後に

キャプチャでも載せたいと思います。
タイトルバーが無いことが分かりやすいようにXPモードで構築した分を。

……と思ったのですがfotolifeにうpできる容量が限界*9なので、月替わりでリセットされるはずの明日以降に追記します。*10
[追記 2011 Aug. 01st 23:55ごろ]
画像をうpしました。

  • Tridentエンジン(通常時)


  • Tridentエンジン(フルスクリーン擬き時)


  • Geckoエンジン(通常時)


  • Geckdoエンジン(内部UI表示時)


Geckoエンジン時の左側にちらちら写ってるのはこういう状態だからです。

[追記 終了]

*1:飽くまで個人的な

*2:常用のぷにるはアーカイブ

*3:タイトル見たいときはそういうアクション用意しとくとか、タスクバーにマウスオーバーで見るとか

*4:Fenrir公式は通常"caption.png"

*5:Fenrir公式は通常"topcenter.png"。拙作のだと大体"top_center.png"

*6:対策としては一時的に別のスキンに切り替えるとか

*7:それぞれサブメニューを作った上で、その中にダイナミックメニューを登録するべきかな

*8:例えば私は両方「ToggleToolbars」にしてます。実行時のアクション名は先頭に"SAE_"が付加されますので「SAE_ToggleToolbars」になります

*9:98%(30,305 / 30,720 KB.)

*10:まぁ、外部の画像うpサービス使えよって話ですが、めんどくさ分散は避けたいと思っているので