初級者のSleipnirスキン作成(基礎知識編・旅立ちの章)

Sleipnirのスキンを1個作ってみて情報の少なさが一番のネックだったので、ちょこっとまとめておこうかなと思う。
エントリ数も稼げるしねw

スキンとは?

ソフトウェアにおいてはユーザーインタフェースのビジュアルを変更する機能および変更に必要なファイルを指します。

Sleipnirスキンの入手場所

Fenrir公式&準公式

スキン配布ページデベロッパーズブログ スキンアーカイブ、ラボラトリーページ【堀江ラボ】【RAPT Labs

Fenrir公式(Sleipnir以外)

Fenrir製の他のブラウザ(Grani、TB-8)から移植も可能です。

Fenrir非公式

SAHK*1オンラインデータベースgoogle:Sleipnir スキン
※SUEC(Sleipnir Unofficial Extension Center)のサイト(http://w5.abcoroti.com/~suec/)はクラックされた状態ですので、リンク先がSUECの場合はアクセスしないようにしてください。管理人が多忙のため復帰しない模様です。というか2010年春頃にサーバ元が閉鎖予定との話なのでそれに伴いSUECも閉鎖されるだろうと思われます。サーバ元は運営続けるらしいですがSUEC復活は不明です。(2010 Mar. 04th追記)

Sleipnirスキンの導入

Fenrir本家およびSAHK*2では、SmartInstallerによってブラウザ上の操作だけでスキンを導入可能です。ダウンロード(Install)ボタンを押して案内通りに進めば大丈夫だと思います。
zipなどで配布されている場合は解凍の後、ファイルを適切な場所に移してSleipnirを起動させスキンマネージャから変更できるはずです。

Sleipnirスキンの正体

pngおよびbmpico、aviなどの画像(動画)ファイルとiniファイル(設定ファイル)によって成り立っています。
要するに自分で画像などを用意すれば、自分なりのスキンが作れます。

Sleipnirスキンの仕様

重要なポイントとして不足している部分はdefaultスキンから補われるということです。

よって自分が必要な部分だけ作ればいいということになります。
というか、最初からフルスクラッチのスキンを作ろうとすると、ほとんどの人は間違いなく心が折れますw
ゆえに、ビギナーはセミクラッチフルスクラッチの流れで作ることを強く薦めます。

画像の色数

オンラインデータベース(スキンの作成)には画像の色数が24ビットまでの制限があると書かれていますが、boostフォルダのファイルを見る限りでは(現在デフォルトの)eleganceにおいても32ビットの画像が生成されているようです。この辺りの詳しいところは調べてない(調べるのがメンドクサイ)のでなんとも言えませんw

アイコン形式画像の問題

一部にアイコン形式のファイルが使用されていますが、これらはスキンを切り替えるだけでは適用できません。Sleipnirを一度再起動する必要があります。

画像の透過

追記(2010 Feb. 22nd)
bmpでは透過がありませんが、スキン状で透過させることができます。
その方法は透過させたい部分の色をRGB(FF00FF・255,0,255)にすることです。
それ以外ではpngでは透過・透明を使ってください。icoは透明を使ってください。

スキン制作ツール

Fenrir Inc.製スキン関連ツール

SnapCrabプラグイン ― キャプチャ用のプラグインですが、カラーピッカー機能もあるためスキン制作でも使うことがあります。
SkinConnectionプラグイン ― 主にフェンリルデベロッパーズブログのスキン制作講座を見るために使います。ただ、更新されておらず新作スキンのリンクは無いし、堀江氏が退社されたため講座最終回の「今後ちょっとしたスキン制作の小ネタや画像の作り方など不定期に紹介できればと思います。」の部分も期待できそうに無いのが残念ですが・・・。
skin_ini_editor ― スキンの設定ファイル(skin.ini)を編集するためのツールです。ただし、現時点ではv2.9.2より実装された新アドレスバー、新検索バーの設定等は出来ないです。

グラフィックソフトウェア

・ペイントツール、フォトレタッチツール ― MSペイントでもいいけど力不足。フリーから云万円のまで色々ある。
個人的にも作者的にもPictBear SEを推薦。その他フリーでの有名所はGIMPPixiaなど。
・アイコンエディタ ― アイコン向けに特化したソフトも有ると良い。フリーでは画像コンバートタイプの@icon変換ピクセルエディタタイプのIcoFXGreenfish Icon Editor Proなど。

テキストエディタ

テキストエディタ ― 設定ファイルの編集等に使います。こちらはメモ帳でもいいけどね。有名どころなら秀丸エディタ(シェア)、EmEditor(シェア/フリー)、TeraPad(フリー)あたりか。
私はメインでCrescent Eve、サブでTeraPad

その他

Si/Sar Maker ― SmartInstaller情報ファイル(拡張子 .si)を作るのに便利。
Graniの一部スキンのようにマウスカーソルを変更する事も可能なようなのでその場合はカーソルエディタを用意してください。
・コネクションバーを自作する場合はAVIファイルを作成可能な動画編集ソフトを用意してください。

Sleipnirへの設定

別に必須ではないですが、やっておくと便利な設定をいくつか紹介。
Sleipnirの再起動を簡単に出来るようにしておく。
メニューエディタをいじって登録しておく、SagittariusDockを使うなどいくつか方法はあります。アクション名は"Restart"です。
・スキンフォルダを呼び出せるようにしておく。
ユーザー定義ツールかローンチエクステンションあたりで設定しておくと楽です。これもSagittariusDockを併用するなどしておけばいいでしょう。

☆ユーザー定義ツールの場合「コマンド:C:\WINDOWS\explorer.exe、引数:C:\Program Files\Fenrir & Co\Sleipnir\resources\skins」
☆ローンチエクステンションの場合「ファイル:C:\WINDOWS\explorer.exe、パラメータ:{APP_INSTALL_FOLDER}resources\skins\」


とりあえず、準備はこれくらいで大丈夫だと思います。

*1:中の人ブログ上段にあるラボ内にもある場合あり

*2:OEIの導入が必要